海軍の実力 2018 4 29

 私は、海軍の本当の実力とは、
機雷敷設と掃海にあると思っています。
 にもかかわらず、世の中、
空母やイージス艦など、派手な兵器に注目が集まります。
 「イージス艦がすごい」とか、
「日本も空母が欲しい」という話題ばかりです。
 このような兵器は、破壊力が激しいので、
戦争好きの人には、格好の話題になるでしょう。
 それに比べて、機雷は、平和的な兵器です。
艦船が機雷に触れると、いきなり沈没するわけではなく、
航行不能になるだけなので、
徐々に沈没していくかもしれませんが、
乗組員を避難させる時間があります。
(機雷は、魚雷とは違うのです)
 空母を機雷で「航行不能」にしてしまえば、
費用対効果は、極めて大きなものとなります。
 一方で、掃海技術は、極めて高度な技術であり、
10年程度では、習得できない技術です。
 そういうわけで、機雷と掃海の両方が優れていれば、
海の戦いにおいて、圧倒的に有利になります。
 そう言えば、アメリカ海軍も、
あまり掃海には力を入れていないと聞いたことがあります。
 一方で、日本の海軍は、
掃海技術が世界トップレベルと聞いたことがあります。
 つまり、日米同盟を考えると、
日本海軍は、アメリカ海軍の補完勢力でしょうか。
 日本の国是である「専守防衛」を考えると、
「機雷戦」は、国是に合致しているように思えますが、
日本経済にとっては、マイナスかもしれません。
空母やイージス艦を作っていくほうが雇用を生み出していきます。
アメリカは、雇用を生む空母やイージス艦に力を入れているかもしれません。


















































































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